口語訳:ISO14001
4.4.7 緊急事態への準備及び対応

▼緊急事態の予想
 会社は、事故や緊急事態について、どのような事が起こる可能性があるのかという事だとか、事故や緊急事態が起きたときにどのような事になるのかということをあらかじめ予想して、把握しておいて下さい。

▼緊急事態の予防、緩和(日常対応)
 また、事故や緊急事態が起きない様に予防したり、事故や緊急事態が起きたときに環境への影響が少しでも小さくなるように備えておくために行うべき事(例えば、油の流出に備える防油提の維持)を決めておいて下さい。

▼緊急事態対応
 さらに事故や緊急事態が起きてしまったときに、少しでも環境に悪くならない様に対応する行い方も決めておいて下さい。これらの決まりは必要な場合には改訂して下さい。


▼手順類の見直し
 会社は、定期的に、また事故や緊急事態が発生してしまった場合には、その後事故・緊急事態への備えの決まり、事故・緊急事態発生時の対応の決まりがそれで良かったかどうか見直して下さい。もちろん見直した結果、改訂が必要であれば改訂を行って下さい。

  【解説】手順の見直しは、96年版では「定期的に」とは書かれていませんでした。4.4.5項に
   全ての文書を「定期的に見直す」様に書いてあったからです。04年版では4.4.5項に「定期
   的に」と書かれなくなったので、4.4.7項には書かれる様になりました。「緊急事態について
   の手順を定期的に見直さなければならない」事には変わりはありません。



▼手順類のテスト
 会社は、上に書いてある様な決まりについて、ちゃんと機能するか、周りに具合の悪い変化が起きていないかということを(訓練も兼ねて)定期的にテストして下さい。但し、実行不可能な場合にまでテストしなければならないわけではありません。


  【解説】事故・緊急事態が発生すると、通常時の環境影響の数年〜数百年分にもなる様な
   環境影響が発生してしまいますので、決して発生させてはなりません。とはいえ、可能性を
   ゼロにするというのは、技術的・経済的その他の事情から、たいへん困難です。
   起きてしまった時についても対策をとっておかなければなりません。


  【用語解説】 事故及び緊急事態:
    「起こって欲しくないが、起こり得る事で、起きたら慌てて対処すべき事」が”事故及び
   緊急事態”と言えるでしょう。
    その発生原因は、「不注意で」、「メンテ不足あるいは装置の不具合で」、「施設・
   設備の老朽化で」、「突発的に」、「火災時・自然災害時に二次的に」、「道を走る車両が
   突っ込むなど外的要因で」・・・という様なことが考えられます。




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