4.5.3 不適合並びに是正及び予防処置
会社は、”不適合”が起こってしまったり、起こりそうだったときには、まずとりあえず
拡大防止や発生防止などの対応をして下さい。そして、その後再発防止(是正)や未然防止(予防)をして下さい。その”対応、是正、予防”の行い方は、あらかじめ決めておいて、いざというときにはその通り行って、必要があったらその方法は直して下さい。
その「行い方」を決めるときは、下の事項までハッキリ決めておいて下さい。
a)どんな”不適合”が起こったのかハッキリさせ、不適合状態でない様に直し、そして起きて
しまった環境影響が少しでも軽くなるようにするやり方や責任者
b)どんな成り行きで”不適合”が起こったのかという事を含めて調査をして、原因が何だったか
ハッキリさせ、再発しないように原因をつぶすやり方や責任者
c)(よく似た)不適合を予防するために何かする必要がないかどうか考えて、何か原因をつぶし
ておく事になったら、それを実際に行う流れと責任者
d)再発防止と予防のためにどんな対策をとって、どんな結果になったのか、結果を記録する
やり方と責任者
e)行った対策の効果がどれくらいあったのか調べる流れと責任者
”不適合”の原因をつぶすための対策は、不適合の大きさや発生させてしまった環境影響の大きさと釣り合いがとれていなければなりません。
【解説】”不適合”が大した問題でなかったなら、今より起こりにくく改善されていればその
程度でも良いかもしれませんが、とても大きな問題に発展してしまった(しそうな)場合は、
絶対に起きない様な対策が必要です。
これらの再発防止/未然防止のために対策を行ったら、既に定めてある文書もその変更にあわせてちゃんと直しておかなければなりません。
【解説】再発防止が効果的に行われれば、その後問題は起きなくなります。後に何故その様
なルールになっているか忘れてしまってもおかしくありませんから、記録して残しておくべき
でしょう。(これは改訂前には、ISO14001に明記してありました。)
【念】「責任者を決めろ」と書いてあるだけだから、責任者さえ決めておけば必ずしも実行しな
くても構わないのではないか、などという読み方はしないで下さい。ISOは「責任者が決まっ
ていれば確実に実行されるに違いない」という前提で書かれています。
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