序文 (重要ポイントのみ)
環境マネジメントシステムは、経営活動からかけはなれていてはいけません。経営全体のシステムの一部である必要があります。
ISO14001で行って欲しいマネジメントの流れの基本は、ISO9001と同様に”方針”、”計画”、”実施及び運用”、”点検”、”マネジメントレビュー”によるPDCAのサイクルです。
ISO14001第二版(04年版)は、第一版(96年版)に書いてあったことをハッキリさせたり、ISO9001と意味のない違いをなくしたりするために発行されました。
【解説】「ISO規格文にはそこまで書いてない」という様な解釈は、拡大解釈にならないようにして
欲しいという事です。
ISO14001は認証登録のため、だけではなく自己宣言の為に利用する事が出来ます。
【解説】ISO9001などでは自己宣言に言及していません。
ISO14001には、認証登録や自己宣言の為に、客観的に監査できそうな事だけが書かれています。環境マネジメントのやり方について、もっと具体的な説明が欲しい場合はISO14004を見て下さい。
ISO14001は労働安全衛生的要素を取り扱いません。環境マネジメントシステムに安全衛生要素が含まれていても構いませんが、認証登録やそのための審査では環境マネジメントシステムの部分だけが対象になります。品質、財務、リスクのマネジメントについても同じです。
【解説】作業環境は、ISO14001では”環境”とは扱わないということです。
環境マネジメントシステムの、細かさ、複雑さ、どれくらい文書化してあるかという事、どれくらい手間をかけられるかという事は、会社の規模や、どれくらい環境に悪いことをしているかによって変わってくるでしょう。特に中小企業では、ある程度は仕方のない部分もあるかもしれません。
【解説】04年版では削除されてしまったのですが、96年版の序文になかなか良いことが書いて
ありました。以下の通りです。
ISO14001は、ISO9001と共通させている部分を多く含めています。ですから、ISO9001品質
マネジメントシステムのある会社では、共通部分を共有させて使うのが良いでしょう。但し、
ISO9001では顧客のニーズ(満足度)を取り扱うのに対して、ISO14001では社会のニーズを
取り扱います。特定の誰かが満足すればそれで良いわけではない、という事を理解しておいて
下さい。
(筆者注:ISO14001は、92年のリオデジャネイロでの地球サミットでの合意に基づき制定される
運びとなったものです。)
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