4.2.1e) (リスクアセスメント)

 リスクアセスメントは次の様なやり方で行って下さい。

1)セキュリティ上の問題が実際に起こった場合の、事業に対する損害の程度を見積もる。
 機密性や、完全性、可用性が保たれなくなることが、どの様なことになるか予想して、その予想結果から考えて下さい。

2)セキュリティ上の問題が実際に起こる可能性を見積もる。
 これは ・どんどん増している危険
      ・情報資産が持っている弱点
      ・情報資産を狙う側から見たメリット
      ・今既にやっているセキュリティ対策   の4点を考えて見積もって下さい。

3)上の1)と2)の結果から、リスクのレベルを(何段階かのうちの何段目かを)決めて下さい。

4)4.2.1c)で決めておいた「ここまでやってあれば、これ以上は仕方がない」と判断する基準と比較してみて、それぞれのリスクを「”許容”する」のか「何か手だてを用意する」のか判断して下さい。

 【解説】多くの場合は、1)(リスクの重大性)と、2)(リスク発生の可能性)をそれぞれ3〜10段階
  評価して、その2つをかけ算して、出た答えを3〜5段階に整理します。
  そして、一番低い評価になったものだけを、”許容”することになるケースが多いです。


4.2.1f) (リスク対応策の選択)

 上の4.2.1e)で、「対応して何かする」と判断したリスクについて、どの様な対応をするか決めて下さい。「対応」には、例えば次の様な対応が考えられます。

  ・何かの「管理」を行う。
  ・リスクを「回避」する。(絶対に、問題が起こらない様にしてしまう事)
  ・リスクを「移転」して、保険を掛けたり、出入りの業者さんと損害賠償契約を結んだりする。

 もう一つの選択が、
  ・リスクを「許容」する事になります。

 但し、会社のセキュリティポリシーと4.2.1c)で決めた”基準”に合っている場合にだけ、「リスクはあるけれども、これは”仕方がない”事にして許容するのだ。」という事を意識して、「許容」して下さい。
  
 【解説】「リスクを回避する」というのは、例えば、フロッピーディスクを踏みつけてしまうという
  リスクに対して、フロッピーディスクを使用禁止にしてしまうとか、ノートPCが盗まれて、中の
  情報が漏洩するというリスクに対して、ノートPCに秘密情報は保存せず、常にサーバーに
  置いて利用する事にする。という様な事が考えられるでしょう。



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