5.1 経営者のコミットメント

  【解説】”経営者”はここでは、社長さんを意味しています。
   ”コミットメント”という言葉は、明らかに日常使う言葉ではありませんが、原文の
   ”commitment”を一語で表すうまい日本語がないのです。一般的に”commitment”を訳す
   時には、「決意」、「不退転の決意」、「宣誓」、「公約」という強い意志をもった表明に使わ
   れます。仕方がないので、JIS版同様にカタカナで”コミットメント”と表現します。
    「意志決定(decision)」に近い意味と理解してだいたい差し支えありませんが、常にもっと
   強い意味で使われています。



 社長さんは、ISMSを作り上げて、実施して、PDCAサイクルに基づいた改善をして行くのだという『決意(コミットメント)』を示す証拠に、次の事を行って下さい。

 a)情報セキュリティポリシーを定める
 b)情報セキュリティ目的(管理目的)と、それを達成する為の計画を定める
 c)情報セキュリティのための責任体制を、整える
 d)社員の情報セキュリティ意識を高める
   (それは1.情報セキュリティポリシー、
        2.管理目的達成の重要性、
        3.法律を守る事の重要性、
        4.ISMSをずっと改善し続けて行く事の重要性、などを社員に理解してもらう
    事で達成されます)
 e)ISMSに必要な資源(人、資金、設備など)を用意する。
 f)許す事が出来るリスクのレベルを決める
 g)ISMS内部監査を行う
 h)ISMSマネジメントレビューを行う

  【解説】a)〜h)は全てISO27001の7項までの他の項に「やって下さい」と書いてある事
   ばかりです。ISMSを組み上げるときには、あまり強く意識しなくても構いませんが、他の項
   では「会社は...やって下さい。」と書いてあるものもあります。「社長さんの責任として..
   やって下さい。」という意味付けになります。




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日常語:ISO27001