7.2 マネジメントレビューへのインプット
【解説】”インプット”とは、ここではマネジメントレビューで色々な判断をするための、判断材料
になるいろいろな情報を指します。
情報がなにもなければ何の判断もできないでしょうから、事前に情報が集められて、社長さんらに報告されなければなりません。この報告には、次のことを含んで下さい。
a)内部監査(
6.項)や色々な見直し(レビュー)の結果
b)苦情などの、社外からの通信
c)ISMSの行われ具合や、新しく利用できそうな技術、製品、手順
d)是正処置や予防処置の進み具合や結果、効果
e)前回までのリスクアセスメントで、あまり重要視していなかった事や見落としていた事
f)情報セキュリティはうまく保たれているかどうか
g)前回までの見直し(レビュー)で、何か行うことにした事の進み具合や、結果、効果
h)会社をとりまいている状況の変化。例えば法規制などの変更や社会で頻発している情報
セキュリティ関連事件。
i)何かの改善提案
j)その他必要なこと
【解説】情報を集める責任者や、その情報を社長さんに報告する責任者は決めておくべきで
しょう。集めなければならない情報は、結構たくさんあります。
【解説】”会社をとりまいている状況の変化”には、直接会社周囲の状況(光ケーブルが敷設
されて利用しやすくなったなど)の他、法律が変わった、世間で関心を集め始めたなど間接
的に会社を取り巻いている状況の変化も含みます。もちろん、ISO27001の改訂もここに
含まれるでしょう。JIS版には「変更」とありますが、「変化」と読むべきです。
【解説】a)〜i)の各項目は、報告されないことがあり得ます。例えば、前回の見直しの後、
苦情などの通信が寄せられていない場合などです。その場合でも、記録には「なし」と
書いておくべきです。そうでないと、報告し忘れたのか、報告することがなかったのか、
後でわからなくなります。
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