3.用語の定義

番外3. 経営者(マネジメント)

 「マネジメントする」という行動を表す意味を別にしても、『マネジメント(原文でmanagement:マネジメントする人)』の意味は広いです。日本規格協会が訳した「経営陣」という表現だったら、国語辞典的に「会社の常務会や取締役全員を指す。」という範囲でしょうが、原文を忠実に解釈すれば、「社長に代表されるマネジメント(管理)を行う役割の人、管理職(課長またはそれ以下のレベルの管理職を含む)」という、もう少し広い意味になります。いや、極端に「社長さん」を意味するケースと「管理職全員」を指すケースに分かれるかもしれません。

 ところでISO27001には、ISO9001/14001に書いてある様な「トップマネジメント(top management)」という表現がありません。
 トップマネジメント(感覚的には社長さん)と、マネジメント(役職者全員)が明確に区別されていないのです。これはもちろん「区別しなくて構わない」というつもりではなく、「区別しておかなくても、読んだらわかるだろう」というつもりだったと思われます。
 ですから、当「日常語:ISO27001」サイトでは、ISO9001も参考にしながら、ISO27001が意味するつもりであったと思われる様に『社長さん』、『役職者』と区別して表現することにします。


 『社長さん』という表現について、トップページにも書いた様に、会社全体でなく事業所単位などでマネジメントシステムを組み立てる時には「事業所長」「工場長」などと読み替えて下さい。社長さんより会長さんの方がえらい会社、集団指導体制の会社、銀行や財団法人の様に”社長”という役職のない団体でも同様に読み替えて考えて下さい。

 『役職者』という表現について、「課長、係長という様に役がついているかどうか」にはこだわらないで下さい。平社員であっても、その人の指示で何人かが作業するような体制なのなら、その人は間違いなく「マネジメントをしています」。『役職者』と同等に扱いましょう。



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日常語:ISO27001